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自分の景色を自分で彩る

2022年10月19日

 

 最近、パパの影響でアニメOne Pieceにハマり出し、映画REDで使われているアルバムの歌をほぼ覚えてしまった娘。

 急に 「ねえ、One Pieceの『イタリアの歌』をかけて!」と言い出しました。

 

 イタリア!? 

 ええと。。あのアルバムの中には、イタリアなんて題名の歌も、イタリアが出てくる歌詞もないはずなのになあ、と思いながら順番に歌を聞いてると、

「逆光」という曲のサビの「怒りよー!」というフレーズを彼女が「イタリアー!」として認識していたことが判明!

イカリヨ → イタリア !?

ふむ。。。

でも「イカリヨー!」を叫ぶように言ってみると

イタリアー!

なるほどー。。。。。

そう聞こえなくもない!笑

そして何より、オモシロイ!

最近、外国の名前を少し覚え初め、興味を持ち始めた彼女の中に広がるまだ見ぬイタリアの世界。

それからは、私も一緒に「イタリア〜!」と歌って楽しんだり、イタリアの話をしたりしています。

そんなことから、こういう経験をこれまでも子どもたち、学生たちとたくさんさせてもらったなあと色々思い出しました。

プリスクールで新しく来た先生の名前が「イマール」だったとき

イマール → 「オマル」 先生 と呼ぶ子

イマール → 「ひまわり」 先生 呼ぶ子

など、色々でした。

オマルと言っていた子はトイレトレーニングの真っ最中で、ひまわりと言っていた子はお花が好きだったことも思い出しました。

 また、ママが頭痛で「ノーシン」というお薬を飲んだ話をしようとした子が、ママは「ノーパン」のんだよ!と言い出した子どもがいたことも(大爆笑)

 家でそんな話をしていたのかな?笑

 

どう聞こえるか、どう見えるか、どう感じるか

 

それは、その子の中にあるものが大きく影響しますよね。

同じものでもそれを受け取る人、タイミングなどによって解釈が全然変わります。

そこにはそれぞれのユニークネスが溢れていてワクワクします。

マレーシアの家族旅行から帰ってきた兄妹。

別々に会ったのですが、同じ場所に行ってきたとは思えない説明をしてくれました。

兄:「いやあ、キツかったですねー。ドリアンのにおい気持ち悪いし、空気悪いし、人も失礼だし、勉強にはなりましたけど、あそこには住めないですね。ただ、行きに母が手配してくれた2階建ての飛行機に乗ってそれが最高で…(以下、飛行機についての熱い熱い面白トーク長編)」

妹:「もうすっごい楽しかったです。住みたいです。全てが安くて美味しくて、綺麗な場所もたくさんあって最高でした。あそこに留学したいと思っています。美穂さんからもママに言ってください!」

あまりの違いに、二人のお母さまに「本当に同じ場所に行ったんですよね?」と尋ねると「二人の興味や嗜好があまりに違って心が折れそうになりました。」と(笑)

あれから6年、お兄さんは飛行機をきっかけにたくさん学びをして今もその興味に向かって進んでいますし、妹は世界に飛び出したいモチベーションでずっと学びを重ねています。

 

一人一人の解釈の違いから見えてくる世界や景色の違い、面白さ

 そこを絡めて学んでいくと、モチベーション高く効率的に学んでいけるんだなあということも教えてもらいました。


 他にも、子供たち生徒たち、友人、家族、自分自身のものの見方、聞き方、感じ方で全然世界がかわってくるという例はあげたらキリがないですが、

 やはり

この世界をどうきくか、どうみるか、どう感じるかは自分次第なんだなあということをあらためて考えさせられます。

そしてそれは、逆からも考えられますよね。

自分がこの世界をどう聞いて、どう見て、どう感じたいのか

 

それに応じて、それに合った 見方、聞き方、感じ方を自分で決めることができるのでは?


自分は問題からいつも多くのことを学ばせてもらっているので、問題が起きた時に「また問題が。。」と落ち込むのではなく「また人生の大切な学びが!」と迎え入れるようにしている

そう話してくれた高校生がいました。

 

 あることをどう受け取るかで、起こったことの意味、自分の生活、気分、今、未来、全てがものすごく変わりそうです。 

 

 私も数年前、きちんと治療した方が良さそうなわりと深刻な病気と診断されたことがありました。

 その時に、色々考えた結果、それを病気と受け止める以外に「新しい可能性の扉」と受け止めようと心に決めました。そして、その「新しい可能性の扉」というアイデアについて考えたり取り組んだりする時間で忙しくするようにしました。

 それにより治療中は、落ち込んだり心配したりする代わりに、どんな新しい可能性が広がるのかウキウキしながら過ごし、できる範囲で今までやったことがないことにも色々チャレンジしてみました。そうこうしているうちに治療期間は終わり、病気も完治し、この経験がなければ学べなかったたくさんのことを学ぶことができました。

 一つのことをどう解釈するか、それを自分でコントロールすることでこんなに景色がかわるんだなあという体験は私にとっても宝物です。

 

 どんなマインドセットで

この世の中を見て、聞いて、感じて、味わうのか

 

 

 そこにはユニークネスが詰まっていますよね。 

 

 自分がどんな景色をみたいか、どんな世界にいたいのか、選べるって素敵だなあと感じます。 

 

 あなたは、そして、あなたの子どもたちはどんな景色をみていきたいですか?

 これまでも、これからも、子どもたち、学生たち、そして自分自身とたくさんディスカッションして取り組んでいきたいテーマです。