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年末に書く3通の手紙

2022年12月7日

あっという間に2022年も終わろうとしていますね。

皆さまの2022年はどんな年でしたか?

1年の間には色んなことがあったことと思います。

色んなことがあったからこそ、この時期ちょっと振り返りの時間をもち、生徒たちと取り組む大好きなアクティビティがあります。

これをやることで、一年の色んな思いを一緒に振り返ることができて、これまで以上に彼ら彼女らのことを知ることができたり、一年をお互いになんだか幸せな気持ちで締めくくれたりするのでとってもお気に入りです。

また、このアクティビティをすることで、新年の豊富を立てるときもすごく前向きでワクワクする内容をつくれる可能性が高い気がしています。

そんなアクティビティ、「3種類の感謝の手紙」を今回は紹介させてください!



今年お世話になったり楽しませてくれたり成長させてくれたりした人、こと、もの、感謝を伝えたい人、こと、もの、3種類に手紙を書きます。

まずは、好きなレターセットを3通分ご用意ください♡(パソコンで打ちたい方はもちろんそれでも構いませんが、こんな時代だからこそお気に入りの文具を使いながらたまに手書きでというのもおすすめです)

●1通目の手紙

これは、今年自分をとってもポジティブな気持ちにさせてくれたと感じる人やもの、出来事を一人または一つ選び、そこに向けての感謝の手紙を書きます。

 

もしかしたら選びきれないかもしれませんね。その場合はまた後でたくさん追加のお手紙を書くとしてとにかくまず一つ選んでみます。

そして、心をこめてその感謝の気持ちを書いてみてください。

子どもたち、学生たちの1通目のお手紙は、対象も内容もさまざまでとっても楽しく心温まります♡

●2通目の手紙

次に、今年自分をなんだかすごくネガティブな気持ちにさせてくれたと感じる人やもの、出来事を一つまたは一人選びます。そして、手紙にはその出来事ではなく、そこから学べたこと、そのことがあったからこそ感じられた有り難み、自分がそこから成長できたポイントなど、そのネガティブから生じたポジティブにフォーカスをあてて感謝の手紙を書きます。

悔しい思いをしたイベント、ケンカした友達、いじめられたと感じたこと、克服できなかった教科、可愛がっていたペットの死など様々ですが、そこから学んだこと、成長できたポイントをみていると、そのリフレイミングの切り替えと強い思い、決意に涙が出そうになります。


●3通目の手紙

最後に自分への手紙を書きます。

実は、この「自分への感謝レター」がこの中で一番やりたいことでもあります。なぜならとてもとても大切だけれど、一番難しいかもしれないからです。

1年間頑張った自分への感謝の手紙、お疲れ様レターでも良いでしょう。

なるべく自分の素敵なところをたくさん盛り込んで感謝するお手紙にしてみるのがおすすめです。

私たちの日常は、子どもも大人も、どうしてもできていないことやネガティブな点にばかり注意がいってしまい、なかなかポジティブなところに意識がいきにくいです。そこを自分の素敵なポイントに注意を向けてそれを自分自身に伝える作業はとても大切で、もしそれが日常的にできたら幸せの表面積もぐっと広がるのではないかと感じています。

外から与えられの価値観だけでなく、自分の価値観を大切に、自分自身を大切にしていくことは、自分にしかわからない自分の幸せにも大きく関わってくるのではないでしょうか。

ああ、あそこを頑張ったから本当は褒めて欲しかったんだよなあ

誰も言ってくれないけど、ここが自分の良いところって本当は言って欲しいんだよなあ

なんてことがあればぜひそのお手紙に盛り込んでください。
自分の素敵さ、頑張りに一番気づいてあげるべきはもしかしたら自分自身かもしれません。厳しい目で自分をみるのをちょっとお休みして、じっくり自分への感謝の時間をもってみませんか。

とはいえ、慣れていなくて自分への感謝ポイントが何も思いつかないという生徒もいます。

そんなときは例えば、

1通目の手紙できちんと喜びを味わっている素敵な自分、そんな自分への感謝

2通目の手紙でネガティブな気持ちも味わいつつ過ごせた自分へのお疲れ様!と、そんな困難なことからでさえ学んでいる自分への賞賛

1年間とにかくここまで生きてこられたことへの感謝

自分のためにたくさん働いてついてきてくれた身体に感謝

などなど

自分を愛でてあげてください。

 

自分って割と頑張っているかもしれない
この手紙は恥ずかしくて誰にも見せられないけど、自分では何度も読みたい

なんか涙出る〜〜

自分が喜んでる

なんか、頑張れそうな気がしてきた

などの感想が出てきます。



大人も子どもも、色々頑張ってきましたよね!

一年の最後に「自分への感謝」
労う時間、褒める時間、感謝する時間

自分で持ってみませんか?



 

3通の手紙を書き終えてみて、または、3通の手紙を書いてみるという試み、いかがでしょうか。

2022年も(まだ終わっていませんが)本当にお疲れ様でした!

 

素敵なことも辛いことも色々あったかもしれませんが、一年の最後にどんなラベルを貼りたいかは自分次第なのかもしれません。だからこそ、どんなときも一緒にいてくれる自分を大切に愛する時間をもってみるのもたまには(?)いいのではないでしょうか。

みなさんも年末にやったらいいのでは?というおすすめアクティビティがあったらぜひ教えてください!